先日面白い講義を聞いてきました。人間の本能には「勝ち負けへの意識=負けたくない」と言うものがあり、これが理性を上回った時に人間関係や仕事、プライベートにおいても非常に困難な状況を招くことがある。そんな内容でした。

つまり本能的に負けたくないと感じた時に無意識に攻撃をしてしまったり、相手を否定したり、組織やグループから抜けることで、結局トータルで考えると損をしてしまうことがあるよって話でした。非常に納得できたし、思い当たることも多く、これは私が考案した氣質診断に応用すると面白いなと感じました。

具体的な事例として挙げられていたのは、たった一人嫌いな人がいるからせっかく入会したクラブを辞めてしまう、クラブそのものは良いもので自分にとって成長や喜びをもたらすものだと理性では分かっていてもそのたった一人が許せず、負けたくないので退会をするわけですよね。思い当たる節ないですか?

この春から始まった母子セッションと言う、親子関係を再構築するためのワークでも似たような事例をお伝えしています。つまり幼少期の親子関係に起因する、あんな親に育てられた私が幸せになったらあの親を肯定するようで嫌なので(負けた気がするんでしょうね)全力で不幸になっている事例って実はたくさんあるんです。冷静に読むと変な思考回路のようですが、実際にあるんですよね。

もう少し心理学的に自分なりに紐解いてみると、人間には様々が本能がありますがこの勝ち負けに関して意言うならば「自己保存の本能」があります。これは根本的な生存本能とは別に自分を守らなければならないと感じる後天的に身につく第二の本能のようなものだそうです。勝ち負けと組み合わせて考えてると、勝ち=自己保存が成立する、つまり自分を守ったことになる、負け=自己保存が成立しない、つまり自分を守っていないことになるわけです。そりゃ必死で勝とうとしますよね。

氣質ごとの負けたくないポイント

木の人 正しいことが勝ち。正しくないことを認めるのは負け。相手を正せないと負け。そのため徹底的に相手を論破してしまい自分は納得できても相手に遺恨を残しがち。正しい=勝ち、ならばとことんこだわりすぎる点がトータル負けを引き起こしがち。

火の人 楽しいこと、仲が良いことが勝ち。不仲であるとか、誰かが悲しんでいる状況を許容することが負け。また感情的になりやすいため、負けたくないがために理性がぶっ飛んだ言動を取り結局相手が理解できずにトータルで負けに陥る。相手はなぜそこまで人のために?と疑問になるほどのめり込みやすい。

土の人 合理的、経済的なことが勝ち。損をする、無駄が負け。また相手をコントロールしたい欲求も強いためコントロールできないと負け。相手にも同じように損をさせたくない、得させてあげたいという気持ちからの言動であっても押しつけのように感じられて拒絶されトータルで負け。

金の人 自分の美意識、感性に従うことが勝ち。カッコ悪いことやダサいと感じるようなことをするのは負け。どうせ自分の美意識だから共有できるものでもないしと歩み寄ることをせず相手に無関心になってしまうことで一時的には満たされても、寂しい気持ち、理解して欲しい気持ちもなくはないのでバランスが重要。

水の人 自分のペースで物事が進むことが勝ち、と言うよりも進めたいが現実的には難しい。ので多くの場面において負けを選択しがち。勝ち負けにはほぼこだわりがないように見えても、自分のペースが守られないことが大きなストレスとなり後から爆発する原因になり、トータルで負け。自分のペースを守る工夫が必要。

負けるが勝ちという言葉もあります

人生は全て陰陽だということを常にお伝えしています。少し古い資料にはなりますが、以前お伝えした陰陽に関する資料を最後に記載しておきますね。

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